神戸市灘区の未公開物件情報は本当に価値があるのか？

株式会社ユニコーンハウジングのスタッフです。

本日は「未公開物件」に関して、ご説明させていただきます。

 

物件探し上級者になってくると、
「未公開物件」や「未公開情報」という言葉に触れることも増えてくるのではないでしょうか

不動産会社の営業マンから「この物件は公開前の物件です」とか
「未公開の情報です」と言われると、なんだか得した気分に…！
しかしこれはマジックワードです。

確かに、不動産は唯一無二のもので、レアな情報取得・スピード感が重要となるケースが存在するのも事実ですが、不動産屋が「未公開情報」を提供する意味は何なのか？

今回は「未公開情報の価値について」解説をさせて頂きます。

 

未公開情報にどれくらいの価値があるのか

不動産探しのご経験がある方であれば、不動産会社の営業マンから
【この物件は当社のみでしか取扱っていない物件です。】や【こちらは公開前の情報です】と言われたご経験がある方がほとんどです。

そう言われると消費者の立場で情報の観点から見れば、
プレミアム感があるため魅力的な物件に感じると思います。

では、
売主側の視点から見ればどうなのでしょうか。

逆に消費者の心理を狙った意図的な販売戦略手法として捉えることも出来ます。

売主（業者）は、商品を販売するために敢えて販売ルートを絞り、
特定の不動産仲介会社に独占的に集中販売させることで早期に成約することを狙っています。

広く情報を公開する場合と比べ、特定の不動産会社の営業マンに販売ルートを絞ると営業に力が入るという力学が働いてくれます。

仮にその物件が相場から見て割高の物件であったとしても、プレミアム感が作用してくれることで、
相場と照らし合わせて割高感があったとしてもレアな物件なのでやむを得ないと錯覚している場合もございます。

よくある販売スキームとして、一定期間は特定の不動産仲介会社に限り情報を公開し成約に至らない場合は一般公開に移行して、段階的に価格を下げていく販売方法をとります。

故に、
未公開情報＝良質な物件  とは言い切れないということです。

不動産営業マンの定番トークにまどわされることなく、
冷静な目で物件を見定める目を持つもの大事なことです。