家の買い替えの流れは?売却と購入どちらを先に行うべき?
2024/05/30
家の買い替えは、人生の中でそう何度もある事ではないので、売買の流れや費用はもちろん、売却と購入どちらが先の方が良いのかも分からないという人は多いでしょう。売却と購入どちらが先だとしても、それぞれにメリット・デメリットもあります。
そこで今回は、家の買い替えの流れは?というテーマで、売却と購入どちらが先がいいのかという事も併せて解説していきたいと思います。これから、家の買い替えを検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
■家の買い替え理想は売却と購入同時?
それでは早速、家の買い替えの理想は、売却と購入同時という点について解説していきましょう。実を言うと、家の買い替えの際は、売却と購入同時が理想と言われています。しかし、実際問題として、家を売りだしてもいつ売れるか分かりませんし、購入と同時進行で進めるのは意外と難易度が高いでしょう。
そのため、家の買い替えにおいて、住宅ローンなどの問題がないケースでは、その時の状況に応じて売却と購入どちらかを先に行うのが一般的です。ただし、売りたいと思っている家に住宅ローンが残っている場合は、家の売却と購入を同時に行う必要があります。
売却を先に行うメリット・デメリット
では次に、売却を先に行うメリット・デメリットをご紹介していきたいと思います。
メリット
売却を先に行うメリットとしては、家の買い替えに必要な資金計画を無理なく立てられるという事です。売却が先の場合、売却金額と手元に残るお金がきっちり確定してから購入する事が出来るので安心です。
実際、家の売却をする際には、査定を行いますが最終的に売却する時の価格はそれよりも下がる事が多いです。そのため、最終的に手元に残るお金がある程度確定してから、新居の購入に充てられるのは売却を先に行う最大のメリットと言えるでしょう。
デメリット
家の売却を先に行うデメリットとしては、新居を購入するまでの仮住まいが必要になるという事です。もしも、家が売却されて引き渡し日までに新居の購入が終わっていない場合は、売却した家に住み続けるわけにはいかないので、賃貸などの仮住まいが必要になります。そのため、引っ越しをする手間や余計な費用が追加で必要になるケースもあります。
■購入を先に行うメリット・デメリット
では次に、購入を先に行うメリット・デメリットを解説していきましょう。
メリット
購入を先に行うメリットとしては、新居の購入のために理想の家を見つけられるまでじっくり時間をかけることが出来るという点があるでしょう。せっかく家を買い替えるのなら、新居は妥協したくないですよね。
また、新居が見つかって引っ越しが終わってから、もともと住んでいた家の売却手続きを始めるので、仮住まいが必要ないですし、空家にしてから売り出しが開始されるのでプライバシーが守られるという安心感もあります。そして、購入希望者が家の内覧を希望している場合でも、空家になるので内覧の対応が可能となるというメリットがあります。
デメリット
購入を先に行うデメリットとしては、もともと住んでいる家の売却をする前に、新居の購入契約をする事になるので、あらかじめ新居の購入資金が必要になってきます。
そして、新居の購入資金も住宅ローンを利用する場合、もともと住んでいる家の住宅ローンとの二重ローンになる可能性もあり、金銭的な負担が大きくなるケースがあるのもデメリットとして考えられます。
■家の買い替えの流れや費用など
それでは最後に、家の買い替えの流れや費用について解説していきたいと思います。まず、家の売却に必要な費用としては、下記のようなものがあります。
・仲介手数料:(売却額×3%)+6万円+消費税
・印紙税:売却金額によって異なる(1,000円~6万円)
住宅ローンが残っている場合は、下記の費用も必要になります。
・抵当権抹消費用:5,000円~2万円前後
・ローン完済手数料:5,000円~5万円前後
次に、購入の際に必要になる費用は下記の通りになります。
・仲介手数料:(売却額×3%)+6万円+消費税
・印紙税:購入金額によって異なる(1,000円~6万円)
・登記費用:20万円前後
・不動産取得税:固定資産税評価額×4%
そして、新居の購入に住宅ローンを利用する場合は、下記の費用が必要になります。
・印紙税:購入金額によって異なる(1,000円~6万円)
・抵当権設定費用:3万円~10万円前後
・ローン手数料:借り入れる金額×〇%(金融機関によって異なる)
次に、家の買い替えの流れについてです。家の売却と購入をスムーズに進めるためには、同じ不動産会社に依頼するとスケジュール管理も簡単ですし、買い替え費用を抑える事も出来ます。
そして、売却する家の査定を依頼し、家の買い替えを検討している事も伝えるとスムーズに進めることが出来ます。しかし、売却する家と購入を検討している地域が離れている場合は、それぞれの地域で実績のある不動産会社に依頼する事も可能です。その際は、その地域での不動産取引に強い実績のある不動産会社を選ぶようにしましょう。
■まとめ
さて今回は、家の買い替えの流れは?というテーマで、売却と購入どちらが先がいいのかという事と併せて解説してみました。家の買い替えは、ただ売却したり購入する時と違い、費用も手間もかかります。
そのため、計画的に進めて行く事が重要で、事前にしっかりと資金やスケジュール計画を立てておく必要があるのです。今回は、売却が先と購入が先どちらのメリット・デメリットもご紹介しましたので、自分の売却と購入計画に合う方法で検討してみると良いでしょう。
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