売却が難しい土地ってどんな土地?
2024/06/08
土地・建物を売りたいのに売れないと悩む方は多いです。
特に、田舎の土地を相続したものの活用方法がなく困っているという話もよく聞きます。不動産は所有しているだけで固定資産税や維持費がかかるため、売れない理由を明らかにし、早期に売れるよう対策を講じることが重要です。
今日は、売りにくい土地の具体的な特徴についてお話します。
■不整形地
一般的に建物は正方形や長方形の土地に建てられますが、三角形やL字型、傾斜地などの「不整形地」は建物が建てづらく、収益性も低いため、売りにくくなります。そのため、税法上で課税額が優遇されています。
■がけ地や急傾斜地
「がけ地」や急傾斜地は、がけ崩れや地滑りのリスクがあるため、法規制が多く、利用価値が低いため、売却価格も低くなります。
■前面道路の幅が狭い土地
建築基準法で、幅4m以上の道路に2m以上接する土地でないと建物を建てられないと規定されています。
この基準を満たさない土地は、新たな建物を建てられない場合があり、売却が難しくなります。
・市街化調整区域内の土地
市街化調整区域では、建物の建築が厳しく制限されており、開発許可が必要です。
そのため、土地の利用が制約され、売りにくくなります。
■極端に広い、または狭い土地
広すぎる土地(100坪以上)や狭すぎる土地(狭小地)は、購入希望者が少なく、売りにくいです。
・周辺環境に問題がある土地
近隣にゴミ屋敷や老朽化した空き家、風俗店、パチンコ店、葬儀場、火葬場、ゴミ処理施設などがあると、住環境が悪く、土地が敬遠されることがあります。
■まとめ
売りにくい土地でも、対策を講じれば売れる可能性があります。
また、売れない場合でも寄付や贈与という形で土地を手放すことができます。
売るのが難しい土地については、専門家の力を借りることで解決策が見つかることが多いです。不動産会社などの専門家に相談し、早めに対処することをお勧めします。
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