相続した東灘区のマンション、自分で使わないならいつ売る?
2026/08/25
「とりあえず置いておこう」が一番いいとは限りません
親御さんから東灘区のマンションを相続したものの、「自分で住む予定はないけれど、今すぐ売る必要もないし…」と、そのまま所有している方もいらっしゃいます。
東灘区は比較的マンション需要のある地域なので、「持っていれば将来もっと高くなるかもしれない」と考えるのも一つの選択です。
しかし、マンションは所有しているだけでも費用がかかります。
さらに誰も住んでいない状態が長く続けば、室内や設備が劣化することもあります。
今回は、相続した東灘区のマンションを自分で使用しない場合、いつ売却を考えるべきなのかを分かりやすく解説します。
マンションは空室でも毎月お金がかかる
まず知っておきたいのが、誰も住んでいなくても管理費や修繕積立金は必要だということです。
例えば管理費と修繕積立金を合わせて月3万円なら、年間36万円。5年間所有すれば単純計算で180万円になります。
さらに固定資産税・都市計画税、火災保険、駐車場を契約していればその費用などが発生する場合もあります。
「売らなければ損をしない」と思いがちですが、実際には所有し続けることにもコストがかかっているのです。
修繕積立金が将来上がる可能性も
築年数が経過したマンションでは、大規模修繕や設備更新などに備えて修繕積立金が見直されることがあります。
相続した時点では毎月の負担がそれほど大きくなくても、数年後に修繕積立金が上がる可能性がありますし、マンションの状況によっては一時金が必要になるケースもあります。
そのため、「今いくらかかっているか」だけでなく、長期修繕計画などを確認して今後の負担まで考えることが重要です。
誰も住まない家は意外と傷みます
「誰も住んでいないなら、部屋はきれいなまま」と思われるかもしれませんが、実際にはそうとも限りません。
長期間換気をしなければ湿気やカビが発生することがありますし、排水口からニオイが上がってくることもあります。給湯器やエアコンなどの設備も、使わないまま年数だけが経過していきます。
数年間そのままにしてから売却しようとしたとき、「思っていた以上に室内が傷んでいた」ということもあります。
空室で所有するなら、定期的な換気や通水、室内確認などの管理も必要です。
東灘区だから「とりあえず持っておく」は正解?
東灘区には、岡本・住吉・御影・甲南山手など住宅需要の高いエリアがあります。そのため、「東灘区なら持っていれば将来もっと高く売れるのでは?」と考える方もいるでしょう。
もちろん、将来的に価格が上昇する可能性はあります。しかし、不動産価格が必ず上がり続ける保証はありません。
マンションの場合は、立地だけでなく築年数、管理状態、修繕状況、間取り、階数などによって評価が変わります。
例えば5年間所有して価格が200万円上がったとしても、その間に管理費・修繕積立金・固定資産税などで相応の費用を負担していれば、単純に「200万円得をした」とは言えません。
将来の値上がりだけを見るのではなく、保有期間中の費用まで含めて考えることが大切です。
「売る・貸す・持っておく」の3つを比較する
相続したマンションを自分で使わない場合、選択肢は売却だけではありません。
賃貸需要が見込める物件なら、貸して家賃収入を得ながら所有する方法もあります。
ただし賃貸にすると、リフォーム費用や設備故障への対応、管理会社への費用、入居者募集、退去時の原状回復などが必要になります。
「貸した方が得」と簡単に判断するのではなく、想定家賃から必要経費を差し引いて、実際にどれくらい残るのかを計算してみることが重要です。
売却価格、想定家賃、年間維持費を並べて、「売る」「貸す」「そのまま所有する」の3つを比較すると判断しやすくなります。
相続したら税金の期限も確認しておきたい
相続不動産では、売却する時期によって利用できる税制上の特例が変わる場合があります。
また、相続税を納めた方が一定期間内に相続した不動産を売却した場合、相続税の一部を取得費に加算できる制度などもあります。
税制には細かな要件や期限があるため、「いつか売ればいい」と考えるのではなく、売却する可能性があるなら早い段階で税理士などの専門家に確認しておくと安心です。
すぐ売らなくても「今の価値」は知っておく
相続したからといって、すぐに売却する必要はありません。
ただ、自分で住む予定がなく、賃貸にする予定も決まっていないのであれば、一度査定をして現在の価値を把握しておくことをおすすめします。
例えば、
「今なら4,500万円くらいで売却できそう」
「年間維持費は約50万円」
「賃貸なら月15万円程度が期待できそう」
というように数字が分かれば、感覚ではなく具体的に比較できます。
査定をしたからといって、必ず売却しなければならないわけではありません。
まとめ
相続した東灘区のマンションを自分で使わない場合、「とりあえず置いておく」という選択肢もあります。
しかし、何となく所有し続けるのはおすすめできません。
管理費・修繕積立金・固定資産税などの維持費、室内の劣化、築年数の経過、将来の修繕負担などを考えると、時間が経つことにもコストがあります。
一方で、立地やマンションの条件によっては、賃貸として活用した方がよい場合や、急いで売却しない方がよいケースもあります。
大切なのは、「今すぐ売るかどうか」ではなく、「売る・貸す・持つ」のどれが自分にとって一番合理的なのかを早めに比較することです。
ユニコーンハウジングでは、東灘区のマンションについて、売却価格だけでなく物件の特徴や地域性も踏まえてご相談を承っています。
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